NFTが盗まれたらどうしよう。詐欺やハッキングの対策を教えて?
この記事で解説していくよ
NFTの盗難被害を耳にすることが増えています。
大切なNFTが誰かに盗まれるのは辛いですよね。
詐欺やハッキングの対策を実施していれば、あなたのNFTを守ることができます。
この記事ではNFTの詐欺・ハッキングの対策を10個ご紹介していきます。
解説する内容を実践して、NFTが盗まれないように防御力を高めていきましょう。
–この記事を書いている人–
- 暗号資産 投資歴8年目
- NFT 投資歴3年目
- BTC・ETHを1,000万円以上保有
- FP2級・日商簿記2級・宅建保有
- 音声配信Voicyパーソナリティ
- Twitterフォロワー2万人超え
- NFT「Cute Pigs」を運営
- Kindle本2冊がベストセラー
- 詳しいプロフィールはこちら
NFTの詐欺・ハッキングの対策|実施するべきこと10選
NFTのハッキング対策について解説していきます。
- 対策1:メタマスクを複数作成
- 対策2:ハードウェアウォレットを活用
- 対策3:怪しいURLにアクセスしない
- 対策4:知らないNFTを触らない
- 対策5:DMは99%詐欺と考える
- 対策6:フリーWi-Fiを利用しない
- 対策7:不審なメールを開かない
- 対策8:NFTの専用PCを使う
- 対策9:リカバリーフレーズの管理
- 対策10:NFT盗難防止機能を活用
NFTの詐欺・ハッキング対策をして、守備力をあげていこう
対策1:メタマスクを複数作成
メタマスクのアカウントを複数作成してウォレットを分けて管理することが、詐欺・ハッキング対策において最も重要です。
仮に詐欺やハッキングにあったとしても、ウォレットにNFTや仮想通貨が入っていなければ、盗られるものがありません。
- 購入用:日常使い用の財布
- 保管用:高価なNFTを入れる金庫
メタマスクは上記の2種類は作るようにしておきたいです。
私は購入用、保管用だけでなくフリーミント用(捨てマスク)も作成して、合計3つのメタマスクを利用しています。
複数のメタマスクを作成する方法は簡単です。
Google Chromeを開き、右上にある①の赤枠「丸いアイコン」をクリックします。
表示された「他のプロフィール」の下にある②の赤枠「+追加」をクリックします。
「アカウントなしで続行」をクリックします。
①の赤枠部分にプロファイルの名称をつけます。
テーマカラーをプロファイルごとに変更することができます。好きな色を選びましょう。
そして②の赤枠「完了」をクリックします。
これで新しいプロファイルを作成することができました。
あとは普通にメタマスクをインストールすれば二つ目のメタマスクを作成できます。
この流れを繰り返せば複数のメタマスクを作成することが可能です。
対策2:ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットの導入は詐欺・ハッキング対策において重要となってきます。
メタマスクは秘密鍵をインターネット上で管理するため、ハッキングにあうと秘密鍵の内容を盗まれてしまいます。
しかしハードウェアウォレットは秘密鍵をインターネットから切り離してオフラインで管理するため、秘密鍵が盗まれるリスクが大きく減少します。
ハードウェアウォレットを例えると「防弾チョッキ」のようなものです。
管理の手間は少し増えますが、高額なNFTを購入する方にとっては活用することでより安全にNFTを守れます。
ハードウェアウォレットはLedger社の商品がおすすめです。私は5年程前からLedger社の製品を利用しています。
製品名 | 価格(税込) | 特徴 |
---|---|---|
Ledger NanoS Plus | 12,499円 | 有線・充電不要 |
Ledger NanoX | 23,999円 | 無線・充電要 |
NFTやBTC・ETHの保管程度であれば安い方のLedger NanoS Plusがおすすめです。
多くの方の場合は自宅でしか使わないと思いますし、無線(BlueTooth)である必要はないと思っています。
ヤフオクやAmazonでもハードウェアウォレットを購入できます。
しかしウイルスが仕込まれている可能性もあるので、Ledger公式サイト(フランス本社)から買うことを強くおすすめします。
大切なNFTが盗まれてしまうことを考えれば、ハードウェアウォレットの導入は安いです。
対策3:怪しいURLに注意
- 知らない方から届いたDM
- メンション付きのツイート
- リプ欄へのコメント
これらに貼られているURLは偽のMintサイトの可能性が高いです。
偽のMintサイトにアクセスしてNFTを購入すると、ウォレットに入れてある仮想通貨やNFTが盗まれてしまします。
対策4:知らないNFTを触らない
NFTをやっていると知らないNFTがウォレットに届くことがあります。
クリエイターさんからのプレゼントの場合もありますが、心当たりがない場合は詐欺NFTである場合があります。
仮にその知らないNFTに購入オファーが入っていたとしてもオファーの承諾をしてはいけません。
対策5:DMは99%詐欺と考える
NFTをやっていると多くの方からDMが届くようになります。
基本的に知らない方からのDMは99%詐欺と思うようにした方が良いです。
DiscordのDMはほぼ詐欺なので、DMの設定をオフにしておきましょう。
基本的にNFTをやられている方はTwitterをされている方がほとんどなので、本当に用がある方はTwitterで連絡が来るはずです。
Twitterに届くNFT関連のDMも怪しいものがたくさんありますので注意しましょう。
対策6:フリーWi-Fiを利用しない
公衆無線LANのフリーWi-Fiを利用した状態でメタマスクに接続したり、NFTを売買するのはやめましょう。
フリーWi-Fiはセキュリティが低いため、悪意のある第三者に通信を盗み見られてしまいます。
私は外出先でNFTをPCで購入する場合、スマホのテザリングの機能を利用して購入しています。
対策7:不審なメールを開かない
NFTに限らずですが、不審なメールは開かないようにしましょう。
詐欺メール(フィッシングメール)が届く場合があります。
開いたとしてもメール記載のURLには、慎重にアクセスする必要があります。
たとえばOpenSeaからのメールが来た場合、本当にOpenSeaからのメール(no-reply@opensea.io)なのか確認が必要です。
メールのURLからOpenSeaにアクセスせずに、念の為ブラウザから直接アクセスしましょう。
対策8:NFTの専用PCを使う
使っているPCがマルウェアやウイルスに感染してしまうと、メタマスクの秘密鍵が盗まれてしまいNFTが盗難されるケースがあります。
NFTや仮想通貨を触る専用PCを使うとより安全性が高まります。
NFTや仮想通貨の資産が多い方は導入を検討されることをおすすめします。
ハラペーもそのうち専用PCを購入したいと検討中
対策9:リカバリーフレーズの管理
メタマスクのシークレットリカバリーフレーズ(シードフレーズ)をスクショを撮って、スマホで管理していませんか?
その画像をiCloudやGoogleドライブなどのクラウドサービスで保存していたりすると第三者に盗み見られてしまうリスクがあります。
シークレットリカバリーフレーズは必ずオフライン(紙など)で管理するようにしておきましょう。
対策10:NFT盗難防止機能を活用
NFTコレクションによっては「NFT盗難防止機能」があります。
上記のコレクションには盗難防止機能が搭載されています。
仮に詐欺被害にあったとしてもNFT盗難防止機能でロックしていれば、大切なNFTを守ることができます。
実際にAopanda PartyでNFT盗難防止機能を利用してみました。
詳細は「ぱんだロックのやり方」をご覧ください。
NFTの詐欺やハッキングは誰でもあいます
ハッキングは交通事故と同じです。どれだけ仮想通貨やNFTに詳しくても被害にあう方がいます。
ハッキング対策を怠らず、常に詐欺のことを意識をしていれば被害に遭う可能性を低くすることが可能です。
Twitterでハッキングされた報告をされている方がいたら、その原因を見て学ぶようにしておきましょう。
私は定期的にTwitterで「NFT ハッキング」や「NFT 詐欺」というキーワード検索をして、最新の詐欺被害のトレンドを確認するようにしています。
「明日は我が身」の感覚を持つことが大事
まとめ:NFTの詐欺・ハッキング対策
- 対策1:メタマスクを複数作成
- 対策2:ハードウェアウォレットを活用
- 対策3:怪しいURLにアクセスしない
- 対策4:知らないNFTを触らない
- 対策5:DMは99%詐欺と考える
- 対策6:フリーWi-Fiを利用しない
- 対策7:不審なメールを開かない
- 対策8:NFTの専用PCを使う
- 対策9:リカバリーフレーズの管理
- 対策10:NFT盗難防止機能を活用
NFTの詐欺・ハッキング対策を10個解説しました。
詐欺やハッキングへの対策にやり過ぎはありません。
防御力を高めて、NFTを一緒に楽しんでいきましょう。
「NFTを買う時の注意点」の記事もあわせてご覧ください。
NFTをこれから始めてみたいという方は「NFTの始め方」を参考にご覧ください。
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