豚男引越しの見積もり、1社目で「15万円」って言われた…。こんなにかかるものなの?



ちょっと待って。その金額、ほかと比べてから決めても遅くないよ。
営業さんに「お荷物の量ですと、15万円ですね」と言われて、「思ったより高い…」と固まった経験はありませんか?
しかも続けて「今日決めていただけるなら、12万円にします」。
この「今日だけ」の特別価格…乗っていいのか、迷うところです。
実は、引越し代に定価はありません。
同じ荷物・同じ距離でも、時期と比べ方で数万円変わります。
ぼくは不動産会社にいたことがあり、自分の引越しでは相見積もりで8万円安くなった経験があります。
この記事では、1社だけの見積もりで損する理由と、相見積もりで安くする手順をまとめていきます。
引越し代に「定価」はない
引越し料金は、運賃+人件費+オプションの組み合わせ。
金額を左右するのは、おもに次の4つです。
| 時期 | 3〜4月の繁忙期は高い。曜日・時間帯でも変わる |
| 距離 | 移動距離が長いほど運賃が上がる |
| 荷物量 | トラックのサイズと作業員の人数が決まる |
| オプション | エアコンの脱着、不用品処分、荷造りサービスなど |
同じ条件でも、その日のトラックの空き具合で金額は動きます。
つまり、同じ引越しでも業者によって言い値はバラバラ。
1社しか見積もりを取らないと、比較できるものがない。
提示された金額が高いのか安いのか、判断のしようがありません。
「今日決めてくれたら値引き」は、即決させて他社と比較させないための営業トークでもあります。
ちなみに、見積もりを取っただけなら契約ではありません。
断るのも自由。
「今日だけ」と言われた条件が、あとから同じように出てくることも多いです。
引越し料金は、上がり続けている
比較サイト「引越し侍」の調査では、2025年繁忙期の料金相場は単身で11万円、家族で19万円。
2026年の繁忙期は単身約12万円・家族約20万円まで上がると予測されています。
背景は人手不足。
ドライバーや作業員の確保が難しくなり、人件費が上がっているためです。
しかも時期の差も大きく、3月下旬の料金は通常月の約2.2倍という調査結果も。
値上げの流れは、今後も続きそうです。
だからこそ、「比べてから決める」だけで数万円の差がつく時代になっています。
【実体験】相見積もりで8万円安くなった話
ぼくが2020年に引越したときの話です。
二人暮らしの引越しで、同じ荷物・同じ日程で3社に見積もりを取りました。
| A社 | 15万円 |
| B社 | 12万円 |
| C社 | 10万円 |
同じ引越しなのに、この時点で5万円の差。
さらに、いちばん安い10万円の業者と交渉して、最終的に7万円になりました。
最初の1社で即決していたら、8万円の払いすぎでした。
比べて、交渉する。
それだけでこれだけ変わります。
いまは相場が上がっているぶん、比べる効果はもっと大きいはずです。
相見積もりの手順は3ステップです。
- 3社以上に、同じ条件(荷物・日程・距離)で見積もりを依頼する
- 金額と条件が出そろうまで、即決しない
- 本命の業者に、予算を伝えて交渉する
交渉のコツは、予算を正直に言うこと。
「予算は6万円です。ここに収まるなら決めます」と伝えるのが近道。
他社の見積もり額をそのまま伝えるのも有効です。
ただ、金額を盛って伝えるのはNG。
プロには見抜かれます。
「今日だけ」への返し方
営業さんの「この場限りの特別価格です」には、こう返せば大丈夫です。
「他社の見積もりも取ってから、決めます」
これだけ。
食い下がられても、同じ言葉を繰り返すだけでOKです。
見積もりの訪問は「営業の場」でもあります。
その場の空気で決めず、いったん持ち帰る。
これを最初から決めておくと、気持ちがラクになります。
あわせて効く、引越し代を下げるコツ
- 3月下旬〜4月上旬の繁忙期を避ける
- 土日午前より、平日の午後便を選ぶ
- 時間指定なしのフリー便にする
- 荷物を減らして、トラックを1サイズ小さく
荷物減らしは地味に効きます。
古い冷蔵庫や洗濯機は、運ぶより売って新居で買い替えたほうがトータルで安いことも。
見積もりの前に、いらない物を手放しておきましょう。
知っておきたい約款のルール
引越しには国の「標準引越運送約款」があり、多くの業者がこれに沿って営業しています。
押さえておきたいのは2つ。
内金・手付金の請求は禁止されています。
見積もりの段階でお金を求められたら、その業者は避けるのが無難です。
キャンセル料の上限も決まっています。
3日前まで無料、前々日は20%以内、前日は30%以内、当日は50%以内。
3日前までなら無料なので、退去日が固まりきる前でも落ち着いて動けます。
ちなみに、ダンボールをもらうのは契約を決めてから。
先にもらってキャンセルすると、返却でもめることがあります。
見積もりは、いつから動く?
賃貸の場合、今の物件の解約連絡は「退去の1ヶ月前まで」と契約で決まっていることが多いです。
新居が決まったら、まず解約の連絡。
それと並行して、見積もりを取り始めるのがスムーズです。
繁忙期に引越すなら、1ヶ月半〜2ヶ月前から動き始めたいところ。
業者の選択肢が多いうちに比較できます。
キャンセルは3日前まで無料なので、日程が多少動きそうでも、先に押さえておいて損はありません。
相見積もりは、一括見積もりサービスが手軽
とはいえ、1社ずつ電話して同じ条件を伝えるのは、正直めんどうです。
そこで使えるのが、一括見積もりサービス。
ぼくのおすすめは「引越し侍」。
提携する引越し業者は403社(※2026年8月時点、引越し侍公式サイトの表示より)で、一度の入力で最大10社に見積もりを依頼できます。
大手から地域の業者まで、まとめて比較できるのが強みです。
使い方の流れは、こんなイメージです。
- 荷物の量と日程を入力する
- 各業者から連絡が来る
- 金額と口コミで3社ほどに絞る
- 訪問かオンラインで正式な見積もりを取る
- 本命に予算を伝えて決める
連絡を取りやすい時間帯に申し込むのがスムーズです。
入力は無料。
まずは自分の引越しがいくらぐらいなのか、相場を知るところから始めてみましょう。
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引越しっていくらかかるの?
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よくある質問
相見積もりって、業者に失礼じゃない?
失礼ではありません。
業者側も、相見積もりされる前提で営業しています。
むしろ「他社とも比較しています」と最初に伝えたほうが、本気の金額が出てきやすいです。
断るときは、どうすればいい?
電話かメールで「他社に決めました」と伝えるだけで大丈夫。
理由を細かく説明する必要はありません。
訪問見積もりをしてもらった場合でも同じです。
訪問見積もりは必要?
単身で荷物が少なければ、電話やオンラインの見積もりで完結することも増えています。
ただ、家族の引越しは荷物量の認識ズレが起きやすいもの。
訪問かビデオ通話で正確に見てもらったほうが、当日の追加料金を防ぎやすいです。
まとめ:比べるだけで、数万円変わる
- 引越し代に定価はない。1社だけでは、高いか安いか判断できない
- 料金は上昇中。2026年繁忙期は単身約12万円の予測
- 3社の相見積もり+予算を伝える交渉で、数万円変わることがある
- 内金・手付金を求める業者は避ける。キャンセルは3日前まで無料
引越し代を制する者は、新生活を制する。
特別な技術はいりません。
知っているかどうか、だけです。
浮いたお金は、新居の家具や投資に回しましょう。
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