



「つみたてNISA」は積み立てた投資信託の売却益や配当金などの運用益が非課税となる、お得な制度です。
積立可能期間が2037年までだったのが、2042年まで5年間延長されたので、これからつみたてNISAを初めても20年間の非課税優遇のメリットを受けることができます。
「つみたてNISA」を活用して、2018年から2019年の間の2年間積立投資を実施しました。
この記事ではつみたてNISAで投資をした結果や、つみたてNISAの詳細について書いていきたいと思います。
つみたてNISAへの投資結果
投資対象
- 2018年→eMAXIS Slim 先進国株式
- 2019年→楽天VTI
つみたてNISAを始めた2018年はSBI証券で運用を開始し「eMAXIS Slim 先進国株式」を購入。
2019年は楽天カードで投資信託購入が可能になった楽天証券に証券会社を切り替え「楽天VTI(楽天・全米株式・インデックスファインド)」を購入してきました。



投資元本
購入年 | 投資信託 | 購入元本 | 証券会社 |
2018年 | eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 166,669円 | SBI証券 |
2019年 | 楽天VTI | 350,000円 | 楽天証券 |
2018年は166,669円(月33,333円を5ヶ月間)、
2019年は350,000円(月50,000円を7ヶ月間)の投資信託を購入しています。
合計積立金額は現在516,669円です。



投資結果(評価額)
日付 | 投資元本 | 評価額 |
2019年12月22日 | 516,669円 | 573,973円(+11.09%) |
2020年1月26日 | 516,669円 | 595,224円(+15.20%) |
2020年2月23日 | 516,669円 | 618,253円(+19.66%) |
2020年3月20日 | 516,669円 | 416,761円(-19.33%) |
2020年4月19日 | 516,669円 | 484,081円(-6.3%) |
つみたてNISAで購入した投資信託の2020年4月19日時点の評価額は、484,081円です。
ということで、つみたてNISAの投資結果は-32,588円(-6.3%)のマイナスとなっています。



つみたてNISAとは
購入方法 | 積立での買付 |
対象商品 | 一部の投資信託 |
購入可能期間 | 2042年まで(5年間延長になりました) |
非課税期間 | 20年間 |
各年の非課税枠 | 40万円 |
対象者 | 20歳以上の日本居住者 |
払い出し制限 | なし |
ロールオーバー | 不可 |
つみたてNISAは、長期・積立・分散投資を支援するために国が作った制度です。
2018年から始まり、170万5,900人が利用しています。(2019年9月時点)
通常、投資信託の売却益や配当金には一律20.315%の税金(所得税・住民税・復興特別所得税の合計)がかかりますが、つみたてNISAなら非課税となるのが魅力です。
金融庁が厳選した投資信託やETFを選択しており、割高でコストがかかる商品が含まれていない為、安心して購入することができます。
つみたてNISAのメリット
運用益を非課税にできる
通常、株や投資信託などの売却で利益が出れば約20%の税金がかかりますが、つみたてNISAの場合は20年間かかりません。
例えば、つみたてNISAで500万円の利益が出れば税金はおよそ100万円支払う必要がありますが、これを支払う必要がなくなります。
「運用益に対する税金を支払わなくて良い」というのがつみたてNISAの一番のメリットです。
ドルコスト平均法でリスクを抑えた投資ができる
毎月一定金額を投資する場合、「安い時には多く買い・高い時には少なく買う」という購入を自動ですることになります。
この結果として、高値掴みのリスクが減り、平均購入価格が安定するという効果が期待できます。
途中で中断・売却できる
つみたてNISAはiDecoと異なり、売りたくなったときに売却することが可能です。
- 独立・企業
- 結婚
- 出産
- 住宅購入
- 怪我・入院
あなたのライフスタイルに合わせて、つみたてNISAの積立を途中で中断させたり、積立した資産を取り崩すことが可能です。
つみたてNISAは20年間非課税で積立運用できる投資の仕組みであり、価格が安くなっている時こそ、同じ金額でいつもよりも多くの枚数を購入できます。
一度設定すれば自動積立で手間がかからないため、忙しいサラリーマンに最適
つみたてNISAは一度始めてしまえば、あとは自動で毎月決まった日に買い付けを行ってくれるので、放ったらかしで投資をすることになります。
価格の妥当性や、投資時期の判断を考える必要がありません。
運用中は手間がほとんどかからないため、忙しいサラリーマン・主婦の方に特に魅力です。
100円から始められる
つみたてNISAは100円から始めることができます。そのため投資初心者の方でも気軽に始めることが可能です。
ただし、月に100円の積立では、1年間続けて1,200円、20年間で24,000円の投資元本にしかなりません。
つみたてNISAを始めるなら、節約や副業に取り組んで、毎月1万円以上は投資をしたいところですね。


仮に毎月1万円の積み立てを運用利回り5%で20年間運用した場合の結果はこちら。
投資元本240万円が411万円まで増加します。
つみたてNISAのデメリット
20年間非課税が魅力のつみたてNISAにもデメリットがあります。
損をする可能性あり
元本保証の投資ではないため、損失が出る場合があります。
相場は上昇したり下降したりと、乱高下を繰り返しながらチャートを描いていきます。
つみたてNISAは20年間非課税で、長期で積み立てる想定の仕組みです。
短期的には下落になる場合もありますが、短期目線ではなく長期目線で見ていく必要があります。
損益通算ができない
つみたてNISAは専用の「NISA口座」を利用します。このNISA口座は、一般口座や特定口座の利益や損失と相殺する「損益通算」をすることができません。
例えば、つみたてNISAで10万円の損失を出した場合、特定口座で200万円の利益が出ていたとしても、利益から損失を差し引くことができず特定口座200万円に対して税金がかかってきます。
繰越控除ができない
損益通算をしても損失が出た場合は、翌年以降3年間にわたり翌年以降の利益と相殺する「繰越控除」を利用することができます。
しかし、つみたてNISAの場合は繰越控除が利用できません。



つみたてNISAで人気の投資信託
「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」に選ばれた投資信託をランキング順にご紹介します。
私がつみたてNISAや特定口座で購入した銘柄が3つ全てランクインしています。
- 第一位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー
- 第二位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 第三位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス※
- 第四位 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 第五位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 第六位 楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)※
- 第七位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 第八位 グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
- 第九位 バンガード トータル ワールド ストック ETF(VT)
- 第十位 SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
つみたてNISAで購入できる投資信託は、金融庁に承認された「長期・積立・分散」の投資に適した173本の商品に限られます。(2019/12時点)
私がつみたてNISAで運用しているのが、第三位の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」と第六位の「楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天VTI)」です。
つみたてNISAにオススメの証券会社
- 楽天証券
- SBI証券
つみたてNISAを始めるなら、以下の二つのネット証券から選ぶのが良いでしょう。
1位 楽天証券
つみたてNISAを始めるなら「楽天証券」が最もオススメです。
楽天カード払いでの投資信託の購入ができるため、購入額の1%のポイントが貯まります。
楽天ポイントがもらえるので投資結果は買った瞬間に+1%上昇するんです。
口座引き落としを利用している方は、いますぐ楽天カードを作成し、楽天証券を利用するのがお得ですよ。
楽天で貯めたポイントを投資に回す「ポイント投資」は、つみたてNISAでも利用可能です。
公式サイト:楽天証券





2位 SBI証券
口座数日本一のネット証券会社の「SBI証券」で、つみたてNISAを始めるのもオススメです。
SBI証券にもポイントが貯まる仕組みがあります。、購入する投資信託によって0.01〜0.1%がもらえます。
楽天証券と比較するとポイント還元率は劣りますが、SBI証券の商品取扱数やSBIグループの安心感など、魅力の部分は多いのでSBI証券もオススメです。
公式サイト:SBI証券
まとめ:つみたてNISAの投資結果



積み立てた資産は売らずに、このまま長期で運用していきます。
公式サイト:楽天証券
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