2017年4月1日、国会で『仮想通貨法』が施行されました。
それにより、取引所を運営している会社が、ビットコインを売買・取引できる仮想通貨取引事業を行うには、金融庁への登録が必要となりました。
現在、12月1日に新たに4社追加され、全部で15社が金融庁の登録を受けています。
今日は金融庁の登録を受けた仮想通貨取引所の一覧を、改めて見ていきたいと思います。
仮想通貨法とは?
まず、仮想通貨法とは…
「資金決済に関する法律」及び「犯罪による収益の移転の防止に関する法律」等を改正し、仮想通貨に関する規制も盛り込んだものです。
この「資金決済に関する法律」の部分に、仮想通貨に関する内容が追加されています。
「情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律」のことで、
2017年4月1日に施行されており『仮想通貨法』もしくは『改正資金決済法』と呼ばれています。

残り17社が継続審査中とされていましたが、2107年12月1日には、新たに4社追加となっています。
金融庁登録の仮想通貨取引所一覧

株式会社マネーパートナーズ
- 関東登録番号:関東財務局長 第00001号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:未定
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
マネパカードやマネーパートナーズFXを運営している会社です。
取引所事業を年度内には開業する予定!これは楽しみですね。
QUOINE株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00002号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:QUOINEX(コインエクスチェンジ)
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、BCH(ビットコインキャッシュ)、QASH(キャッシュ)
QUOINE株式会社はコインエクスチェンジを運営しています。
会社名の読み方はQUOINE(コイン)です。
QUOINE株式会社が運営する、LIQUIDというプラットフォームで新しく発行された通貨がQASH(キャッシュ)です。
このQASH(キャッシュ)に関しても、金融庁が認めた仮想通貨となっています。
株式会社bitFlyer
- 関東登録番号:関東財務局長 第00003号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:bitFlyer
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、ETC(イーサリアムクラシック)、LTC(ライトコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、MONA(モナコイン)
このブログでも良く取り上げているビットフライヤー。
大手金融機関などが株主となっていて、六本木ミッドタウンにオフィスを構える取引所です。
ビットバンク株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00004号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:ビットバンク
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、MONA(モ ナコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)
口座は開設しているのですが、まだビットバンクでトレードをしたことがありません。
今度触ってみよっかな。
SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00005号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:SBIバーチャル・カレンシーズ(SBIVC)
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
2018年1月の取引所OPENを予定しています。
金融庁が発表している、SBIVCの取り扱い仮想通貨にはリップルが含まれていません。
しかし、2017年12月1日の日経新聞情報だと、SBIVCはリップル(XRP)も取り扱う予定と書かれていました。
GMOコイン株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00006号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:GMOコイン
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 BCH(ビットコインキャッシュ)、LTC(ライトコ イン)
ビットコインFXで利用されている方が多い印象です。
僕もスマホでGMOコインの『ビットレ君』を利用しています。
ただ、調子に乗ってビットコインFXやってたら、大変なことになっちゃいました…。
詳細は下記の記事に書いてます。

ビットトレード株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00007号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:ビットトレード
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、MONA(モ ナコイン)、BCC(ビットコインキャッシュ)

BTCボックス株式会社
- 関東登録番号:関東財務局長 第00008号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:BTCボックス
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、BCC(ビットコインキャッ シュ)、ETH(イーサリアム)、LTC(ライトコイ ン)
株式会社ビットポイントジャパン
- 関東登録番号:関東財務局長 第00009号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:BITPOINT
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、ETH(イーサリアム)、 XRP(リップル)、LTC(ライトコイン)、BCC(ビッ トコインキャッシュ)
株式会社フィスコ仮想通貨取引所
- 近畿財務局長 第00001号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:フィスコ仮想通貨取引所
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、MONA(モナコイン)、 FSCC(フィスココイン)、NCXC(ネクスコイン)、 CICC(カイカコイン)、BCH(ビットコインキャッ シュ)
株やFXをやっている方なら皆知っている金融情報サービス会社フィスコの100%子会社の仮想通貨取引所です。
テクニカルやファンダメンタルなどの分析を得意としており、
口座開設しておくとビットコインアナリストから定期的にメルマガを送ってもらえます。
取引画面は、僕が良く利用しているZaifと全く同じです。
フィスコグループが発行している独自トークンであるフィスココイン、ネクスコイン、カイカコインを取り扱っています。
テックビューロ株式会社
- 財務局長 第00012号
- 登録年月日:平成29年9月29日
- 運営取引所:Zaif
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)、MONA(モナコイン)、 BCH(ビットコインキャッシュ)、XCP(カウン ターパーティー)、ZAIF(ザイフ)、BCY(ビット クリスタル)、SJCX(ストレージコインエック ス)、PEPECASH(ぺぺキャッシュ)、FSCC(フィス ココイン)、CICC(カイカコイン)、NCXC(ネクス コイン)、Zen(ゼン)、XEM(ゼム(ネム))、 ETH(イーサリアム)、CMS(コムサ)
テックビューロが運営する仮想通貨取引所のZaif。

Zaifが人気の理由…それは、大きく分けて3つあります。
- 豊富なアルトコインや人気のトークンを取り扱い
- 手数料が安い
- コイン積立ができる
一つ目の理由は、Zaifには他の取引所で取り扱っていない人気コインがたくさんあるからです。
最近ではCMSトークン、モナコイン、ぺぺキャッシュ、ネムがZaifで買われて爆上げしています。

二つ目の理由は、Zaifではビットコインだけでなく他の仮想通貨でも、
板取引ができるのでお得に安く購入ができるんです。
三つ目の理由は、コイン積立ができること。
毎月自動引き落としで、事前に決めた金額を口座から引き落としてくれ自動的に買い付けを行なってくれます。
しかも毎日決まった金額を自動で買い付けるのでドルコスト平均法という、リスクの低い購入方法で仮想通貨を買うことができます。
詳細は『『zaifコイン積立』でNEMを毎月1万円分積立!毎月せこせこ投資するよ。』に書いてますので、ご興味があればどうぞ参考にしてみてください。
株式会社東京ビットコイン取引所
- 関東財務局長 第00010号
- 登録年月日:平成29年12月1日
- 運営取引所:東京ビットコイン取引所(TBX)
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
株式会社ビットアルゴ取引所東京
- 関東関東財務局長 第00012号
- 登録年月日:平成29年12月1日
- 運営取引所:ARG(アルゴ)
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
エフ・ティ・ティ株式会社
- 関東関東財務局長 第00012号
- 登録年月日:平成29年12月1日
- 運営取引所:Bitgate
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
株式会社Xtheta(シータ)
- 財務局長 第00012号
- 登録年月日:平成29年12月1日
- 運営取引所:Xtheta(シータ)
- 取り扱い仮想通貨:BTC(ビットコイン)
コインチェックが金融庁の登録審査がおりていない理由について
実は、ビットコイン現物取引高&アプリ利用者数No.1のコインチェックですが、
まだ金融庁の登録審査がおりていない状況です。
コインチェック以外にも、他に少なくとも12社以上は継続審査中の状況。
コインチェックのブログで現状の報告が2017/11/13にありました。
【登録申請に関する経過のご報告】
仮想通貨交換業者への登録状況につきまして、経過をご報告いたします。現在弊社は係る申請に関しまして「審査中」の段階にございます。お時間を頂戴しておりまして申し訳ございません。何卒、宜しくお願い申し上げます。https://t.co/ICwaHL5qKb— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) 2017年11月13日
以下引用。
2017年9月13日に関東財務局長へ提出、受理されております「仮想通貨交換業者の登録申請」につきまして、経過をご報告いたします。
仮想通貨交換業者への登録状況について
2017年11月13日時点におきまして、コインチェック株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:和田晃一良)は、改正資金決済法 第63条の3第1項の規定による仮想通貨交換業者への登録へ向け「審査中」の段階にございますことをご報告いたします。また、「仮想通貨交換業者に関する内閣府令」第36条に記載の通り、申請より2ヶ月の経過後に関しましても、通常通りサービスをご提供させていただくことが可能でございますため、ご安心くださいますようお願い申し上げます。
仮想通貨交換業者に関する内閣府令 :http://www.fsa.go.jp/news/28/ginkou/20170324-1/04.pdf
現在の状況としましては、該当機関との最終調整を行なっている段階にございます。ご利用中の皆様におかれましては、ご心配をおかけいたしまして申し訳ございません。上記の通り、今後につきましても通常通りサービスを提供することが可能でございますため、引き続きご贔屓のほど、何卒お願い申し上げます
金融庁によるコインチェックの審査は最終調整の段階とのことです。
コインチェックは取り扱っている仮想通貨が豊富で、ビットコイン含めて13種類もあります。
その中にはモネロ、ジーキャッシュ、ダッシュという匿名性暗号通貨も含まれています。
金融庁としては、この匿名性の高い仮想通貨の承認に時間がかかっているのではないかと考えます。

今後は、出川哲朗を使ったTVCMも始まるコインチェック。
仮想通貨口座開設者もどんどん増えていくことが予想されるので、
早急に金融庁の公認を受けたいところですね。
詳細は今後も追いかけたいと思います。


まとめ


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